2015年08月04日

研究施設BSL4、反対根強く 稼働後も情報公開が重要

 エボラウイルスなど危険性の高い病原体を扱える研究施設「バイオセーフティーレベル(BSL)4」について、塩崎恭久・厚生労働相と東京都の藤野勝・武蔵村山市長が3日、稼働させることで合意した。国立感染症研究所村山庁舎で、診断や治療のための実験が国内で初めて可能になる。ただ、住民の一部には反対もあり、稼働後も丁寧な説明と情報公開が重要になる。 市役所を訪ねた塩崎厚労相に対し、藤野市長が安全対策を徹底させることなどを要望。そのうえで「稼働はやむを得ない」と、厚労相に伝えた。月内にも稼働が可能になる予定。 両者の確認事項によると、感染した人の命を守るための診断や治療にかかわる研究に特化する。施設見学会や説明会を継続して開き、どんなウイルスを扱っているかなど、積極的な情報公開を検討するという。 BSL4は、厚労省や医学界の念願でもあった。世界では今年3月現在で19カ国・地域に41施設あり、主要8カ国で施設を持たないのは日本だけだ。グローバル化で人の往来が活発になるなか、危険な病原体がいつ国内に入ってきてもおかしくない。 厚労省は地元で住民説明会などを重ねてきたが、依然、根強い反対もある。
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Posted by jncjtaqmyh at 01:48Comments(0)