2015年08月01日

ゲノム編集で受精卵操作「禁止すべきだ」 日米学会声明

 狙った通りに遺伝子を改変できる「ゲノム編集」という技術でヒトの受精卵を操作することについて、日本遺伝子治療学会と米国遺伝子細胞治療学会は31日、「倫理的な問題などについて社会的な合意が得られ、解決するまで厳しく禁止すべきだ」とする共同声明を発表した。 ゲノム編集は、従来の遺伝子組み換えよりも簡単に遺伝子を操作でき、研究現場で急速に普及している。中国の研究チームが今年4月、この技術でヒト受精卵の遺伝子を操作したとする論文を発表し、議論を呼んでいた。親が望む特徴をもつ「デザイナーベビー」につながりかねない技術として、世界中の研究者で議論が起きていた。 共同声明では、ゲノム編集で受精卵を操作すると、その受精卵だけでなく世代をまたいで影響し、何世代も先にならないとその影響が分からないことなど、倫理的問題があると指摘。「まずヒト以外の動物で研究するべきだ」とした。一方、受精卵ではない普通の細胞をゲノム編集することについては、「問題ない」との見方を示した。(合田禄) индивидуалки рязанский проспект  


Posted by jncjtaqmyh at 04:04Comments(0)